第6回 猫の過蓋咬合

猫ちゃんをお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5か月に、歯を観察してみましょう!

何故なら、普段から診察していると、写真の様に上の奥歯が下あごの歯肉を刺してしまっている猫ちゃんを比較的良く見るからです。

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この猫ちゃんの様に噛み合わせが深い状態を「過蓋咬合」といいます。

過蓋咬合は以下のような問題を引き起こします。

○上の歯が下の歯肉に食い込み、刺激することによって、傷がついて、腫れたり、口内炎になります。当然、痛みも伴います。

○刺激によって下の歯肉が後退し、歯周病になりやすくなります。

その為、このようなケースでは、全体的な噛み合わせを確認した上で、写真の様に下の歯肉を刺激している上の歯を短じかく削る必要があります。

 

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これで、刺激をなくしてあげると2週間後には下の様になります。

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これで、ストレスなく食事をとることができる様になります♪

そして、歯周病に悩んでいる中・高齢の猫ちゃんを診察するとたまに、過蓋咬合が歯周病に紛れている事があります。その際は、必ず上記のような治療をしないと良らないので注意が必要です。

つまり、歯周病を治療する時は、歯を一本一本見るだけではなく、噛み合わせを確認することも併せて重要となるのです!

意外と歯周病治療って意外と奥が深いんです(´゚д゚`)

 

『歯科専門病院だからこそできる治療。確かな医療をペットに、正しい知識を飼い主さまに!』

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/

東京杉並区の荻窪にあり、双子は歯科医師、荻窪ツイン動物病院

院長 町田健吾